
タニタの体組成計「BC-767」と「BC-768」は、見た目や価格が似ているため、どちらを選べば良いのか迷ってしまう方が多い製品です。健康管理を本格的に始めたい方にとって、機能や使いやすさはとても重要なポイント。今回はこの2機種の違いを徹底的に比較し、あなたに最適な1台を見つけるお手伝いをします。
「BC-767」と「BC-768」の主な違いは以下の5点です。
- スマホアプリとの連携方法
- 登録人数の上限
- 測定できるデータの種類
- 表示パネルの仕様
- 本体カラーとデザインの違い
これらの違いについて、わかりやすく解説していきます。自分の目的にピッタリ合う体組成計を選びたい方は、ぜひ最後までご覧ください。


BC-767とBC-768の違いを比較
まず、タニタの体組成計BC-767とBC-768のスペックをわかりやすく比較した表をご覧ください。
項目 | BC-767 | BC-768 |
---|---|---|
スマホ連携 | 非対応(SDカード保存のみ) | Bluetooth対応(スマホアプリ連携可能) |
測定項目 | 9項目(体重、体脂肪率など) | 10項目(+筋質点数) |
データ管理方法 | SDカード経由 | スマホアプリ「ヘルスプラネット」対応 |
登録人数 | 4人 | 4人 |
表示パネル | モノクロ液晶 | 白色バックライト付き液晶 |
本体サイズ・カラー | 標準、ホワイト系 | 標準、ブラック&ホワイト選択可 |
スマホ連携に対応しているかどうか
BC-767はスマホアプリとの直接連携ができず、測定データをSDカードに保存してPCで管理する仕様です。一方BC-768はBluetoothを搭載しており、スマホアプリ「ヘルスプラネット」とリアルタイムでデータを同期できます。
スマホでの健康管理を習慣化したい人や、手軽にデータを確認したい方にとっては、BC-768のBluetooth対応は大きな魅力です。データの手入力が不要になる点も大きなメリットです。
測定できるデータの項目数
BC-767では一般的な体組成データはカバーしているものの、BC-768ではさらに「筋質点数」が追加されています。この筋質点数は筋肉の質を評価する指標で、筋トレや健康維持に関心のある人にとって重要な目安になります。
日々のトレーニングや筋力維持をしたい方には、筋質点数をチェックできるBC-768がより適しているでしょう。
表示パネルの見やすさ
BC-767はシンプルなモノクロ表示ですが、BC-768は白色バックライト付きで暗い場所でも見やすくなっています。測定結果をさっと確認したい朝の忙しい時間や夜間でも、ストレスなく使える点は魅力です。
高齢の方や目が疲れやすい方にとっても、視認性の良さは大きな安心材料になります。
データ管理のしやすさ
BC-767では、データをSDカードに保存してからPCに取り込む必要がありますが、BC-768はスマホに直接データが送られるため、毎日の体組成をアプリで簡単に確認できます。グラフ化や目標管理もしやすく、継続的な健康管理には便利です。
カラーとデザイン
BC-767はホワイト系のみの展開で、シンプルで清潔感のある印象です。BC-768はブラックとホワイトの2色展開で、インテリアに合わせやすい選択肢があります。おしゃれなデザインを重視する方にはBC-768が好まれます。
BC-767とBC-768の共通点
まずはBC-767とBC-768に共通する機能や特徴を箇条書きでまとめます。
- 体重・体脂肪率・BMI・筋肉量など主要な9項目の測定が可能
- 自動認識機能で乗るだけで個人を識別
- 最大4人までの登録に対応
- 薄型設計で収納しやすい
- タニタ独自の「両足測定方式」による高精度な計測
主要な体組成項目を9種類測定可能
BC-767とBC-768は、体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝、体内年齢、推定骨量、BMI、体水分率の9つの測定項目に対応しています。これにより、毎日の健康状態を多面的にチェックすることができ、ダイエットや筋トレ、健康管理のモチベーション維持にも役立ちます。
このように基本機能は同じなので、最低限の体組成管理が目的であればどちらを選んでも満足度は高いです。
自動認識機能で誰が乗ったかを判別
BC-767とBC-768には、乗るだけで誰が計測しているかを自動で判別する「自動認識機能」が搭載されています。一度設定しておけば、操作不要で測定がスタートし、日々の記録がスムーズに行えます。家族で共有して使う場合でも、誰かのデータと混ざってしまう心配がなく、安心して使えます。
日常的に使いやすい設計になっている点は、どちらのモデルも共通しています。
最大4人までの個人データを登録可能
どちらのモデルも最大で4人分の個人データを登録でき、家族での共有が可能です。個別の身長、年齢、性別などを設定しておけば、自動認識機能と組み合わせて簡単に測定できます。
家族全員で体組成を管理したい家庭にとっては、非常に便利な機能です。
薄型設計で場所を取らず収納もラク
BC-767もBC-768も薄型かつ軽量な設計なので、洗面所やリビングなどに置いても邪魔にならず、収納もラクにできます。毎日使うものだからこそ、出し入れのしやすさや使いやすさは大事なポイントです。
忙しい朝でもサッと出してすぐ測れるため、日常的に継続しやすい仕様です。
両足測定方式による高精度な計測
タニタ独自の「両足測定方式」を採用しており、電極を使って正確に体組成を測定します。医療機関でも使用される技術を応用しているため、日々の体の変化をしっかりと捉えることができます。
家庭用でもしっかりと精度の高いデータが得られるので、安心して健康管理を進められます。
BC-767とBC-768の機能や特徴
ここでは、タニタの体組成計「BC-767」と「BC-768」に搭載されている主な機能や特徴を詳しく紹介していきます。両モデルとも多機能ですが、使い勝手や連携性に違いがあります。
スマホアプリとの連携機能
BC-767はスマホアプリとの直接連携には対応しておらず、測定データはSDカードに保存する仕様です。パソコンにデータを移して確認する必要があり、やや手間がかかります。
一方で、BC-768はBluetooth通信に対応しており、タニタの健康管理アプリ「ヘルスプラネット」との連携が可能です。測定が終わると自動的にスマホにデータが転送され、グラフで推移を確認したり、目標を設定したりと、便利に活用できます。
毎日手軽に記録を残したい方には、BC-768のスマホ連携機能が大きな魅力です。
測定できる項目の違い
どちらのモデルも体重や体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪レベル、基礎代謝、体内年齢など、健康管理に必要な項目は一通り測定可能です。BC-767はこの基本項目に絞られており、操作がシンプルです。
BC-768では、これらに加えて「筋質点数」が測定可能です。この指標は筋肉の質を数値化したもので、筋肉の健康状態や質の向上を確認できます。トレーニングに取り組んでいる人や筋力低下を防ぎたい方にとって、筋質点数が見えることは大きなモチベーションになります。
デザインと操作性
BC-767は白を基調としたシンプルで清潔感のあるデザインで、操作ボタンも少なく扱いやすい仕様です。初めての体組成計でも迷うことなく使えるように設計されています。
BC-768はブラックとホワイトの2色展開で、モダンな印象を持つ外観が特徴です。また、表示パネルには白色バックライトが付いているため、暗い場所でも見やすく、年齢を問わず扱いやすくなっています。
見た目の好みや、操作性、視認性の高さも選ぶ際の大切なポイントです。
自動認識と個人データ登録
どちらのモデルも4人までの個人データを登録でき、乗るだけで誰かを自動判別して測定が開始される「自動認識機能」が搭載されています。家族で共有してもデータが混同される心配がなく、操作も簡単です。
特に毎日継続的に使いたい方にとって、乗るだけで測定できる手軽さは継続のカギになります。
保存・管理方法の違い
BC-767は測定データを本体に一時保存し、必要に応じてSDカードで取り出す方式です。PCに取り込むことで長期的な記録が可能ですが、やや手間がかかります。
BC-768はBluetooth接続により、スマホアプリと連携することで自動的にクラウド上にデータが保存されます。いつでもどこでもデータの確認ができ、家族の健康管理にも役立ちます。
デジタルに強い人や、継続的に記録を残したい人には、BC-768の方が利便性が高いでしょう。
メリット、デメリット
ここではBC-767とBC-768のそれぞれのメリット・デメリットを紹介し、どんな人にどちらのモデルが合うかを明確にしていきます。
BC-767のメリットとデメリット
メリット
- 価格が比較的安く、コストパフォーマンスが高い
- 必要な体組成の基本項目はすべて計測可能
- 操作がシンプルで機械が苦手な人にも扱いやすい
- 自動認識・個人データ登録機能付きで家族でも使いやすい
BC-767は価格を抑えつつ、体組成の基本的な項目はしっかりカバーしています。複雑な操作やスマホ連携が不要な方にはぴったりのモデルです。日常的な健康管理を始めたい初心者や高齢者の方にも使いやすく、必要最低限をしっかり満たした設計になっています。
デメリット
- スマホとの連携ができないため、データ管理が手間
- 筋質点数の測定ができない
- 表示パネルがモノクロで視認性がやや劣る
- 測定データをPCに移す手間がある(SDカード必要)
スマホやアプリを使って管理したい人には向きません。また、筋肉の質に関するデータが見られないため、筋トレを本格的に行っている人には物足りないと感じるかもしれません。
BC-768のメリットとデメリット
メリット
- Bluetooth対応でスマホと簡単に連携可能
- ヘルスプラネットアプリでデータを自動保存・グラフ化
- 筋質点数も測定でき、筋肉の状態を細かくチェック可能
- 表示パネルが見やすく、夜でも使いやすい
BC-768は現代の健康管理スタイルに合ったモデルで、スマホアプリを使って毎日の体調をしっかりと管理できます。特に、筋質点数が測定できる点は、筋肉のコンディションに敏感なユーザーに好まれています。
デメリット
- BC-767に比べて価格がやや高い
- アプリ連携が前提なので、スマホ操作が苦手な人には不向き
- 機能が多く、シンプルな使い方を求める人にはオーバースペック
デジタル機器が苦手な方や、最小限の機能でよいという方にとっては、やや複雑に感じる可能性があります。また、価格も上がるため、費用を抑えたい方には検討が必要です。
BC-767とBC-768をおすすめする人しない人
BC-767とBC-768はどちらも優れた体組成計ですが、それぞれに向いている人・向いていない人がはっきりしています。ここでは、どんな人におすすめか、逆にどんな人にはあまり合わないかを解説します。
BC-767をおすすめする人・しない人
おすすめする人
- とにかくコスパ重視で体組成計を探している人
- シンプルに体重・体脂肪などの基本項目だけを測りたい人
- デジタル機器やスマホ操作に不安がある人
- 高齢者や子どもでも使いやすい機種を求めている人
- 測定データは手書きやPCで管理できる人
BC-767は必要最低限の機能をしっかり備えており、価格も比較的抑えられています。スマホ連携が必要ない人にとっては非常に使いやすい体組成計です。家族で使いたい方や、初めて体組成計を使う人にもおすすめです。

おすすめしない人
- スマホアプリで体重・体脂肪を自動管理したい人
- 筋トレやボディメイクに真剣に取り組んでいる人
- 外出先や通勤中にデータを見たい人
- 表示の見やすさや最新機能にこだわる人
スマホ連携がないため、アプリでの管理や外出先での確認はできません。また、筋質点数も測定できないので、本格的なトレーニング目的の方には不向きです。
BC-768をおすすめする人・しない人
おすすめする人
- 毎日の健康管理をアプリでしっかり記録したい人
- 筋肉の質も数値化して把握したい人
- 見やすい液晶画面やスタイリッシュなデザインを重視する人
- 家族でデータを分けてアプリ管理したい人
- Bluetooth対応で手間なくデータを管理したい人
BC-768は、スマホアプリと連携することで、健康管理の「見える化」ができるのが最大の魅力です。日々のデータを手間なく保存・分析したい人に最適で、忙しい人でも続けやすい仕組みになっています。

おすすめしない人
- スマホが苦手、またはスマホを使っていない人
- 高機能すぎて使いこなせるか不安な人
- できるだけ価格を抑えて購入したい人
- シンプルな体組成計で十分な人
スマホとの連携が前提になっている機能も多いため、スマホに不慣れな人には不向きです。また、価格面ではBC-767よりも高いため、予算に制限がある人には合わないかもしれません。
情報の補足:価格差とコスパの比較
これまでBC-767とBC-768の違いや共通点、メリット・デメリットを紹介してきましたが、実際の購入を検討する上で価格差とコストパフォーマンスも重要な判断材料です。
価格の目安と比較
一般的な販売価格は以下の通りです(時期や販売店により変動あり):
- BC-767:おおよそ5,000〜6,000円前後
- BC-768:おおよそ7,000〜9,000円前後
このように、BC-768の方が2,000円〜3,000円ほど高くなりますが、Bluetooth機能や筋質点数の測定など、追加されている機能を考えると、決して高すぎるわけではありません。
コスパ重視ならBC-767、利便性重視ならBC-768
価格を抑えつつ基本機能をしっかり押さえたいならBC-767が最適です。とにかく「シンプルに測る」だけでよければ、BC-767で十分満足できます。
一方で、長期的な健康管理を視野に入れており、日々のデータをスマホで確認したい、筋質もチェックしたいと考えるなら、BC-768の方が長く使える価値があります。特にアプリ連携に魅力を感じる方は、追加投資の価値があります。
どちらが買いか?目的で判断を
「毎日スマホで体重を見たい」「筋トレの成果を記録したい」など、目的が明確な方にはBC-768をおすすめします。一方で、「とりあえず体重管理を始めたい」「余計な機能はいらない」という方には、BC-767で十分です。
購入後に後悔しないためにも、自分の生活スタイルや使い方をしっかりイメージして選ぶことが大切です。
BC-767とBC-768 違いを比較まとめ
タニタの体組成計「BC-767」と「BC-768」は、どちらも高精度な計測機能を備えた優秀なモデルですが、スマホ連携の有無や測定項目の違いなど、いくつかのポイントで選び方が分かれます。
BC-767はコストを抑えて基本機能をしっかり備えており、シンプルに使いたい方にぴったりのモデルです。特にスマホアプリを使わずに体重や体脂肪をチェックしたい人には最適です。
一方、BC-768はBluetoothによるスマホ連携や筋質点数の測定など、より高度な健康管理を求める人におすすめです。アプリとの連携で毎日のデータを蓄積・確認できるため、継続的な健康管理をサポートしてくれます。
最終的には、「価格重視か機能重視か」「スマホアプリを使いたいかどうか」が選ぶ際の決め手になります。どちらを選んでも、健康管理を習慣にする強力なパートナーになることは間違いありません。
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